2015.12.01
お知らせ
遠赤外線で木材乾燥!!オーナーに訊く。
今年前半、大分県で国内初の試みが行われました。遠赤外線を利用して木材を乾燥させる、そんな考えた事も、やろうとした事もない発想の転換を今回の主人公、志村製材の三宮代表からお問い合わせいただいたのが昨年。「為せば成るなさねばならぬ何事も」の精神がこのプロジェクトを成功に導きました。弊社HPにも施工時の画像はアップしておりますがその後の状況を知りたいという全国各地のお客様からご要望を頂き、三宮代表から現在の画像やお使いになっての感想等々のご協力が頂けましたので、ご紹介させて頂きます。
下記は弊社からの質問にお答え頂きました。
●当社は、加工板20~30mm厚・檜又は杉が主体で、目標含水率10%
① どのくらいの時間で乾燥完了するのでしょうか。
・・・乾燥時間は1週間~10日間です
② 室内は平均何度位に保たれているのでしょうか。
・・・日によって温度を調整します。最初40度→MAX70度→最終40度→養生期間
③ 一日の乾燥時間はどの位でしょうか。
・・・24時間稼働です。
④ コントローラーの使用レベルはMAXでしょうか。
・・・MAX70度にする場合に、当社は2パネル稼働させてレベル8でその温度になります。
⑤ ご使用いただいて、問題点や改善点が御座いましたらお知らせください。
・・・現在、GROOVEさんの商品に問題はありません。当社の躯体に改良は必要ですが・・・
⑥ 一度に乾燥できる量はどの位でしょうか。 ・・・15㎥
⑦ 壁材はどんな素材ですか?厚さはどのくらいありますか。
・・・躯体の壁面 12㎜合板+25㎜断熱+12㎜合板+105㎜柱(内部断熱)+12㎜合板+25㎜板張
外部から、遠赤外線パネル下地までの厚さは、約190mmです。
⑧ご使用いただいた満足度はいかがでしょうか
・・・出力(設定温度到達)を一番心配していたが、問題ありませんでした。
⑨ 次の計画、展開がありましたらお知らせください。
・・・まだまだ調整中です。
追伸:現在、データ収集中です。といっても、データ収集には1年掛かりますが…基本的には、温度.湿度共に問題なく進んでおります。
※貴重なご意見をありがとうございました。遠赤外線は床暖に限らず多くの可能性を秘めております。そんな事を三宮代表に証明頂きました。
木材乾燥の案件をご覧になったお客様で、干し柿の乾燥に採用等々、大分から発信された希望の光が日本を変える!そんな勢いで多くの注目を浴びております。次は貴方の番です。できるかなぁ・・ができた時の感動は何よりも大きい。弊社は皆様の応援団として頑張って参ります。